こんにちは、honuahonuaです。
最近、キャンプをはじめた頃から愛用していたテント、スノーピークのエントリーパックTTを手放し、モーニンググローリー(以下モニグロ)に移行しました。
モニグロは、A&Fカンパニーによるブランド、サバティカルのワンポールテントです。
https://sabbatical.jp/product/category/shelter/89200002
購入は毎月の抽選で購入権が与えられます。我が家は6回目にして購入権を手にしました!
テント内を広く使いたい時や雨になりそうな時に、撥水性の良いスノーピークをとっておきましたが、一度モニグロを使うとその設営の簡易さと格好良さでスノーピークの出番が減ってしまったのがきっかけです。
また、タープも雨の日と日差しを避けたい日のみしか出番がなく、無駄に積んでも設営時間がもったいなく、その分子供と遊んだりビール飲んだりしたいよね、って事で現在モニグロにあうタープ「マリポサ」は使っていません。
来年の春に登場する可能性もありますが。
前置きが長くなりましたが、このモニグロ。
至れり尽くせりのスノーピークとは違って専用のグランドシートやインナーのマットはありません。
そこで、探してみた結果、今のところ満足できるものを購入しましたので購入に至るまでの経緯含めてご紹介したいと思います。
グランドシートとは
グランドシートは、テントと地面の間に敷くシートのことをいいます。
テントの底を直接土に晒すと汚れの付着や傷がつく事もあります。
一枚耐水性能の高いシートを挟む事で、テント本体が汚れることなく、快適に撤収が可能となります。
素材は、PVCコーティングされたもの、ポリエチレン素材、ポリエステル素材など、メーカーによって様々なタイプのものがあります。
写真にある、エントリーパック専用のシートの素材は、
「75Dポリエステルタフタ PUコーティング」
とありまして、これは、
「75デニールの糸を使ったポリエステル素材平織りの、ポリウレタンコーティング防水のシート」
という事で、防水面からするとPUがポイントになっています。
2.選定ポイント
◯性能
先ほども述べたように性能は非常に重要です。
できるだけインナーテントを守るためにしっかりとした防水性、撥水性を持ったものをセレクトしたいものです。
ちなみにスノーピークのシートは、使い勝手がとても良く、少し裏面を日光にあてておくだけですぐ乾いており、耐水圧は1800mmミニマム。手放したくないくらい気に入っておりましたので、こちらを参考に選びました。
耐水圧は非常にテントにとっては重要な数値で、スノーピークは1800mmが標準となっています。
他1500mmがメインの中、高性能を保っています。
(標準的なテントの耐水圧は1500mm〜2000mmと言われています)
◯形状
モニグロのシート選びに時間がかかったのは、他に類がない形状をしているからです。
グランドシートの多くは四角形。
モニグロはポールを中心に向う半分がインナーになり、インナーの下部に敷くとなるとつぶれたような台形の形状のシートが必要になります。
上記がサイズになりますが、全室まで敷くとおよそ6角形になりますが変形していますので、ぴったりのサイズは既製品では見つかりそうもありません。
可愛い形のワンポールテントで人気のロゴスは、やはり専用のマットがあります。
スノーピークの超人気かつ憧れのテント、ランドロックにも角を欠いたオリジナルの形状で展開しています。
DODのワンポールも変形ですが、専用グランドシートがありますね。
このように四角ではないテントには、専用のグランドシートがあることも多いのですが、今回のモニグロのように専用シートがない限りは適度なものを探す必要がでてきます。
それでは、モニグロの形状に一番近いもの、もしくは近い形状のテントがないか、それにあうシートはないかを検討していきました。
3.比較ポイント
さて、ここで実際に比較したシートをご紹介します。
1)iBeamed お座敷グランドシート
◼︎サイズ:およそ380cm×330cm の6角形
◼︎収納サイズ:25.4cm×33.6cm(約10cm厚)
◼︎素材:PU210D オックスフォード生地
◼︎価格:6,780円
こちらのシートは、耐久性のあるオックスフォード生地、耐水性を持ち合わせたコーティング、サイズは少し小さめではありますが、インナーの下にするにはちょうど良く、5cmの立ち上がりも付けられて雨の時など裾の汚れをつきにくくする工夫もされています。
ユーザーレビューも良く候補でした。
2)きたじょう工房 サバティカル モーニンググローリーTC用 オリジナルグランドシート
こちら、モニグロ専用を特別に制作している「きたじょう工房」さんのオリジナルグランドシートです。
きたじょう工房:https://www.kitajokobo.com/
◼︎サイズ:モニグロサイズ(ハーフにもできる)
◼︎収納サイズ:30cm×25cm
◼︎素材:210デニールナイロンAC/OX
◼︎価格:フラット型18,800円+送料、バスタブ型24,800円+送料
サイズは同じですが、フラットタイプとバスタブタイプといって縁が立ち上がっているタイプも制作されています。フラットタイプはペグダウンが不要でカラビナで取り付けができますが、バスタブタイプは立ち上がりがあるため、ペグダウンをする作りになっています。
利点はとにかくぴったりサイズであること、そして耐水圧2,000mm以上と通常のテント用品では高レベルなスペックになっていて安心感があります。
また、こちらはインナーの下だけに敷くシートの販売もしています!
インナーは上記のサイズになっていますので、このサイズにあわせて作ってあります。
インナーの外をお座敷タイプにしないスタイルを目指すならこちらは非常にスマートです。
価格も11,000円+送料と費用を抑えることも可能になります。
3)キャプテンスタッグ テントグランドシート
モニグロサイズの大きさに比較的近いグランドシートがおなじみキャプテンスタッグから出ています。
◼︎サイズ:390cm×390cm
◼︎収納袋あり
◼︎素材:ポリエチレン
◼︎価格:11,000円
素材等に関して、下記メーカーより抜粋↓
●素材は丈夫で防水性に優れたポリエチレンを使用 ●テントフロアの汚れや傷を防ぎます ●テント撤収時テントフロア裏面の乾燥・拭取り作業が大幅軽減 ●便利な収納バッグ付
こちらは、8角形でサイズですが、モニグロサイズに近く魅力的です。
一つ小さいサイズは、285cm×235cmになり小さくなってしまいますのでこちらのサイズがベストといえます。
ただ性能の情報が少ないため、耐久性については不明です。
4)HIKEMAN グランドシート
HIKEMANのグランドシートは、四角以外では6角形と8角形の形状を展開しています。
両面が撥水加工されているので、乾きが非常に早く、タープにも利用できるのがメリットです。
収納袋もコンパクトで負担にならず、付属のペグもついています。
8角形は、Lサイズ、XLサイズがあります。モニグロにはどちらのサイズもあいますが、XLだとテントの大きさギリギリということで、今回はテント内にしっかるおさまる大きさのLをご紹介します。
◼︎サイズ:(L)385cm×350cm
◼︎収納:34cm×20cm
◼︎素材:210Dオックスフォードクロス生地
◼︎価格:3,980円
メジャーなメーカーではありませんが、収納袋もついており、試しやすい価格のシートです。
※こちらは、2023年7月追記した記事です。
ネット通販から8角形の表示が無くなりましたので、ハイクマンのリンクより確認ください。
なお、同タイプがDODから出ています。しかも、サイズも385mm×350mmと全く同じです。
大きさは同様ですが、HIKEMANが210Dオックスフォードクロス生地に対し、210Dポリエステル(PUコーティング)を利用しているため、HIKEMANの生地の方が引き裂き強度や耐久性に優れていると言えます。
5)自作する
自作に抵抗がない方であれば、安く、愛着が持てるシートを作ることも可能です。
ブルーシートを多く手がける、株式会社ユタカメイク(http://www.yutakamake.co.jp/syohin/app/products_catalog2.aspx?bunruiLCode=A)さんのシートをサイズぴったりに切り、縁を防水テープでとめて、ペグ用のハトメを作って完成です。
◼︎サイズ:5.2m×5.2m
◼︎素材:ポリエチレン(PE)
◼︎価格:約3,000円〜4,000円
この他、切った後に6つ角にハトメをつけます。既存のシートは12mmにあわせて同じでも良いですが、お持ちのペグにあわせて好みの大きさであける事を推奨します。
4.設営レビュー
5つのシートを比較した結果、4)のHIKEMANのLサイズの8角シートの購入を決めました。
理由は、
・インナー部分が隠れれば良い
・はみ出ると浸水の可能性があるので、少し小さめサイズが良かった
・コンパクトに収納したい
・価格を抑えたい
・耐水性が欲しい
・軽い方が良い
この内容を全部兼ね揃えているのが、HIKEMANでした。
シートはとても軽く、広げやすいので向きを変えたりするのにも容易です。
テントの位置と方向が決まったら軽くペグを打ちます。
385cmの長い方を向かって左右に広がるように設置するとこのような感じになります。
インナーの下端が一部はみ出ますが、インナーも端は少し浮き気味になるので、さほど気になりませんでした。XLは380cm×380cmのため横幅は少し小さくなり、手前にシートが伸びてくる形になります。
手前の方は、外に出しているコンロのカウンターやテーブル等をシートの上には載せたくなかったので、Lにして正解でした。
インナーの上だけでなく、テント内の3分の2はシートになるので、シート上にコットも置けました。
このシートの部分があるおかげでテント内で靴を脱いで、インナー内にあがれたり、荷物を置いたりとできる便利な空間が生まれました。
また土になる部分はキッチン、テーブルと椅子2脚は容易に置けるので、寒くなって室内に移動してそのままのテーブルと椅子で過ごすこともできます。
グランドシートはぴったりももちろん良いですが、室内が全部シートだと、外のものを片付ける時にシートを避けるかそのまま物を載せることになり、載せるとせっかくのシートが汚れる場合もあるので、気になる人には向きません。
一方で、インナー下のみシートだと、外の装備を全部内部に持ってこれるので、そのまま室内でも広々と過ごせるのですが、室内用のコットを置いたり、お座敷部分を作りたい場合には別のシートを敷く必要がでてきます。
モニグロのインナーは変形していて、下部にあるファスナーを開けて入るのですが、入り口にシートがあるとより使いやすくなるので、このシートがあれば別のシートは不要になり、一石二鳥です。
これまでスノーピークのエントリーパックではインナー下だけのグランドシートだったので、入り口に「オレゴニアンキャンパー 」のグランドシートを敷いていました。
とりあえず足元だけの時はSサイズ、色々載せるのにも便利なLサイズを我が家では使用しています。
Lサイズはテント設営前に荷物を一気に出す時のシートとしても利用したりとマルチに利用できるのが利点です。
モニグロだけでなく、グランドシートを別途揃えなくてはならないテントもあるでしょうが、変形しているタイプは、特に室内の使い方を含めて検討したサイズにすると満足するものに出会えると思います。
既製品で全て揃っているものは便利ですが、色々吟味して決めていくのもアウトドアの魅力の一つでもありますね。
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